今日7月20日は、アポロ１１号の月着陸の日です。
1969年のこの7月20日にアメリカ合衆国のアポロ11号で、船長ニール・アームストロングと月着陸船操縦士エドウィン・オルドリンによって人類初の月面着陸が行われました。司令船操縦士マイケル・コリンズは、月周回軌道上の司令船コロンビアで待機していました。
月着陸船イーグルが２人の飛行士を乗せて、司令船から切り離され、1969年7月20日午後4時17分(アメリカ東部夏時間)、月面に着陸したのです。

アポロ11号の月着陸は日本では21日早朝、私も早起きして月着陸の中継を見ていました。
子供心にも、本当に感動したのを憶えています。
この出来事が、その後の私の人生に大きく影響を与えた感があります。

アポロの月着陸について、興味深い事があります。
第二次大戦中から、ドイツやアメリカではロケット開発に力を入れており、近い将来宇宙ロケットが開発されるであろうことは予想されていました。

SF作家達は、その先にある月着陸の事も予想し、小説にも月着陸の話が多く書かれました。
また、TVの開発と発達、衛星を使った遠隔中継もSF小説の定番でした。
この２つのネタは、SF作家の定番であったのです。

しかし、月着陸をTV中継で全世界の人が見守る、という表記の作品は一つもありません。
アポロの月面着陸は、現実がSF作家の想像を上回った瞬間でした。
想像を越える高みに到達する素晴らしい成果。
科学技術というのは、組み合わせによって思いもよらない方向に進んで行く。
それが良い方向を向いたとき、人類はとてつもない一歩を踏み出すことが出来る。
そんな事を感じました。