ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~21.椛と縁があるお家?~

前回、椛の散歩の途中で、妻が”よさげな家”を見つけた話をしました。
犬の散歩の途中に見かけた家を、生涯の住処、特に我々の年齢を考えると終の棲家として良いのだろうか、という疑問もあります。
まあ、そのあたりも含め、”冷静に考える”事にしました。

妻が”良い物件”といった一番の理由。
それは、立地の良さです。
駅の出口から距離90m。
今、住んでいる賃貸マンションよりはるかに近いです。
便利です。


でも、駅の出口から徒歩1分。いくら裏道と言っても、こんな駅の近くに建売を建てる土地があったのか?


そんな事を考えていたら、ふと思い出しました。
ここ、以前、和食の料理店があった場所でした。
それが、こちら。

我々夫婦も行ったことがありました。
鮨・割烹という触れ込みですが、一品料理も寿司もフグも楽しめる、おまけに焼き鳥も悪くない、使い勝手の良い店でした。


良い店なのですが、我々が住んでいたマンションとは、大通りを挟んだ逆側にあったため、近所なのに心理的な距離があり、何となく足が遠ざかっていたのです。


このお店があった場所。
まさにその場所に、以前に割烹が存在したのを思い出すのが難しい感じで、建売住宅が建てられていました。
いかにも建売、といった感じの安普請な住宅です。
でも、駅に近い便利な場所の住宅です。


今まで、賃貸に住んでいた我々夫婦は、いつかは持ち家をと思っていました。
しかし、電車通勤を中心に、妻はマイカー出勤もある状態だったので、駅近で駐車場完備が物件探しの必須条件でした。そのため、マンションを前提に探していたのです。
でも、この物件ならば、マンションより近く、小さいながら車庫も付いています。
妻の言う、”良い物件”というのも納得です。


それならば、という事で、早速、家を見せてもらう事としました。


80㎡ほどの土地に、三階建ての家。
外観は、いかにも建売という感じの、よく言えば質実剛健、悪く言えば安っぽい造り。
家の中は、天井も壁も白一色。
天井と壁をコーディネートしてるんだ、と思ったら、全く同じ素材。
よく見ると、継ぎ目もなし。
何のことはない、同じものを両方に貼っていました。
工夫というか、手抜きというか・・・。


床は、フローリング素材。安物ですが、本物の板をはったフローリングです。
ここは唯一ポイント高め。
屋根は軽量のスレート材。地震の際も、チャチで軽量である故に家が倒壊しても命の危険はなさそうな・・・😭


でも、最高の立地と広めの室内。
引き換えに、ほぼ無いに等しい庭。
さて・・・。


本当は、戸建てならば、広い庭の家に住んで、レトリバーなんかの大型犬を飼いたかった。
でも、理想と現実は違う。
現実的な選択としては、悪くない選択かも、と思い始めていました。


そんな時、妻がある事に気づきました。
『ここ、住所が椛の誕生日に似てるんだけど。』
椛の誕生日は1月23日。それに極めて近い組み合わせの番地だったのです。
なんか、運命を感じてしましました。
『ここ、悪くないかもね。』


しかし、懸念もありました。
『なんたって、資産より借入金の方がはるかに多い貧乏自営業者だからね。ローンとかどうなるか・・・。』
と自虐ネタを。


しかし、何の因果かローンが認められて。
はれて家を契約。


かくして、飛田給に家を買い、ここを永住の地とする事になりました。


トイレの電球が切れて、買いに行った先で運命の出会いで犬を飼い。
その犬を連れて散歩する途中で見かけた家を買い、永住の地と定めて・・・。


人生は縁だと言うけれど、
我々夫婦は、なんと犬をめぐる縁のある運命なのだろうかと思います。


ついに飛田給に永住することになったのですが、さて、どうなる事やら・・・。



ヨーキー椛の物語の続きはこちら。


最初から読むにはこちら。
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