ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

飛田給日記~『寅年にお参りしたい調布の寺社』2022年2月~

今年2022年は寅年です。
初詣にはちょっと遅れましたが、パパの地元調布市にある寅にまつわる神社、寺院についてお話します。


先ずは、虎狛神社(こはくじんじゃ)です。

東京は風水的に優れた地=四神相応の地と言われています。四神相応の地とは、北に山や丘陵(玄武)、南に湖や海の水(朱雀)、東に大きな川(青龍)、西に街道(白虎)が囲むものを指します。古来よりこのような地に街を造ると、長く繁栄するといわれています。
そのせいかどうかは判りませんが、虎にまつわる神社は東京の西方に多い気がします。


虎狛神社の歴史は、江戸の町よりはるかに古いものです。
崇峻天皇2年=588年に、この地で祭事が行われたという記録がありこのころ虎狛神社の前身が創建されたと言われています。


その後、満功上人か天平5年=732年に、調布市の深大寺を創建され、虎狛神社に満功上人の祖父母が祀られ、深大寺の守護神とされます。
朝鮮半島からの渡来人であった満功上人の祖母の名が“虎”、祖父“右近”が住み、里町を務めていた“狛野の里”が、虎狛神社の名の由来とされています。


その後、満功上人が天平勝宝2年=750年に創建した虎柏山日光院“祇園寺”が虎狛神社の別当となり、江戸時代まで祭司を行った。 
虎狛山祇園寺には、満功上人の父母が祀られていますが、満功上人の父“福満”も渡来人であり、母は右近と虎の娘でした。


虎狛神社には、やはり虎=勝負事、必勝祈願なのか、日清戦争での祈願も多かった様で、境内に日清戦争従軍碑が建てられています。

また、祇園寺には、渡来人を模した石像が建てられていて、かつて大陸からの渡来人の里であった調布の一角の名残が感じられます。


虎にまつわる調布の虎狛神社、祇園寺ともあまり交通の便が良い場所とは言えず、参拝するのであれば、初詣にこだわらず、深大寺に行くついでに足を延ばして立ち寄るなどが良いかもしれません。
(虎狛神社は深大寺から徒歩10分程度、祇園寺はそこから5分程度、気候が良い時期には散歩するに最適な距離です。)



祇園寺の様子。

渡来人を思わせる石像

秋は紅葉もきれいです

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