ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

美味しいお酒~赤ワイン『シャトー・プルカリ フリーダムブレンド』 ウクライナの自由への情熱を思って 2022年3月~

今、紛争が起きているウクライナに関するお酒の紹介です。

モルドバの赤ワイン『シャトー・プルカリ フリーダム ブレンド 2017』の紹介です。
2011年にソ連邦からの独立20周年を迎えたモルドバ、ウクライナ、ジョージアの3ヶ国が、それぞれの土着品種を用いて造った『自由』の意思を強固に表現した記念の一本がこのフリーダムブレンドです。


生産地は、モルドバ の プルカリ村。生産者はシャトー・プルカリ=Chateau Purcari。
ブドウの品種はサペラヴィ15%、ララネアグラ20%、バスタルド65%。いずれも地ブドウです。アルコール度数14.5%。
このブドウの比率は生産年によって変わる様です。
2017はウクライナのバスタルドが主体の”ウクライナブレンド”になっています。

ワインの外観は、濃い赤紫。透明度は低め。オリは少々あり。
香りは、チェリー、クランベリーなどのフレッシュな赤い果実の香り、レッドペッパー、なめし皮。
味は、サペラヴィ由来のタンニンを特徴とするも凝縮したフルーツ感を感じるフルボディ。余韻はベルベットのような優雅さを持ち長く続きます。
美味しい赤ワインです。

この赤ワイン、異例の多国間ブレンドとなっています。
ジョージア産のサペラヴィは黒々とした色合いしっかりとしたタンニンが特徴。
ウクライナ産のバスタルドは、深みあるタンニンとブルゴーニュワインのような赤い透明感のある色調が本来の特徴。
ジョージア産のララネアグラ種は、ワイン全体に深みとベルベットのような柔らかな質感が特徴。
この多国間ブレンドは、単独でのワインを越える素晴らしいパフォーマンスを示しています。
買う価値のある素晴らしい赤ワインです。


生産者のシャトー・プルカリついては、モルドバの南東部プルカリ村に拠点を置く老舗ワイナリーだそうです。
プルカリ村は、良質な土壌を持ち、黒海から吹く優しい風が冬の寒さと夏の暑さを緩和してくれる素晴らしい栽培環境に恵まれているとのこと。
その歴史は栄光にあふれ、1878年のパリ万国博覧会のブラインドテイスティングでプルカリの赤ワインが金賞に輝くなど、古くから高い評価を得ている生産者だそうです。
顧客には、ロシア皇帝ニコライ2世、イギリス国王ジョージ5世、ヴィクトリア女王などもお気に入りだったとのことです。

今回、ウクライナ紛争が起きて、かの国の事を想い、ワインを開けました。
予想通りの素晴らしい味。
ウクライナ、ジョージア、モルドバの人々の、ワインに込められた自由への熱い思いを感じます。


国際紛争には、いろいろな側面があり、単純には語れないと思います。


でも、ひとつだけ言えるとしたら、自由と平和に勝るものは何一つありません。


ウクライナの平和と安寧、そしてロシアの幸福を祈って、ママと二人でワインを飲みました。


ロシアとウクライナも、戦争なんかしないで一緒にワインでも作ったら良いのに、と思った夜でした。

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