今日＝1月18日は『都バス開業の日』です。

大正13年＝1924年1月18日、東京市営の乗合バスが営業を開始したことを記念して制定されました。

現在の都営バスの前身である東京市営バス誕生の背景は以下。
前年の1923年9月1日に関東大震災が発生し、各地に甚大な被害が生じました。
その中には、東京市が運営していた路面電車＝東京市電も含まれており、大打撃を受けたのです。
路面電車の復旧には相当な期日がかかることが見込まれたため、その代替輸送機関として乗合バスが導入されたのです。
昨今の東日本大震災でも同様のバスの導入がありましたね。

1924年1月18日の開業時の路線は、①巣鴨駅から東京駅、②中渋谷駅から東京駅の2系統でした。
バスはT型フォードを改装した11人乗り。円太郎バスという愛称で呼ばれていたとのこと。これは車体が明治初期の”円太郎”と呼ばれていた乗合馬車を連想させたためにそう呼ばれたようです。
今は、都内をくまなくめぐる都バスですが、誕生のきっかけは、代行バスという意外なものだったのですね。