2022年元旦によせて。

新型コロナウィルスの早期収束を願って。
医療従事者の端くれであるパパの思いを載せます。

守りたい人々がいる
守りたい街がある
守りたい笑顔がある

だから立ち向かう
不安を振り払い
偏見に耐え
巻き込む家族に謝りながら

スタッフに無理を強いて
経済的にも困難を極め
次々に来る発熱患者を診る毎日
いつしか、新型コロナと診断した患者さんの数さえ判らなくなって・・・
『何でこんなことをやってるんだろう？』
つい、心が折れそうになる

がんばりたい・・・だけど・・・
弱気な考えが頭をよぎる・・・

けれども、そんな時、耳にする感謝の言葉
『ありがとう』のメッセージ
『がんばれ、応援してる』の声

みんな、そうだった
自分も苦しいのに
自分も辛いのに
自分も不安なのに

それでも、感謝を伝えてくれる人がいる
優しくて、大きな心で伝えてくれる

心に染み渡る

苦しいのは、僕らだけじゃなかった
そんな事さえ判らなくなった自分に、大切な事を伝えてくれている

めげそうになった時、くじけそうになった時
そんな感謝の言葉が、再び立ち上がる力を与えてくれる

本当にありがたい
”ありがとう”の言葉に込められた優しさ、勇気
ありがとうを言わなければならないのは、僕らの方だ

だから、僕らは頑張れる

だから、僕らは前を向ける

だから、僕らは戦える

きっとコロナは収束する
その日まで、共に・・・