美味しいお酒~ワイン『ORGO 2016』ジョージア~
ウクライナの戦争があり、旧ソ連の国々に注目が集まっている昨今です。
今回は、そんな国々のひとつ、ジョージアのワインの紹介です。
『ORGO/オルゴ ルカツィテリ・クヴェヴリ・アンバー・ワイン 2016』
ブドウの品種は地ブドウであるウカツィテリ100%。
一応、白ワインのカテゴリーにはなるのでしょうが、アンバーワインもしくはオレンジワインと呼ばれることが多い様です。
ワインの外観は、明るい琥珀色。オリは少々あり。
ワインの香りは、ドライ・アプリコット、レーズン、マイルドなスパイス、紅茶、ドライフラワー、クルミ。
口に含むと、舌触りは滑らかで、オレンジワインとしてはしっかりとしたタンニンを感じます。
後味は、苦みはあるがナチュラルなタンニンが長く残ります。
自然派で美味しいワインです。
このORGO、クヴェヴリ(ワイン発酵用の素焼きの甕)で発酵させ約6ヶ月間スキンコンタクトを行いながら熟成させているとの事です。
その工程のために、琥珀色の外観を持つ、タンニンのあるワインとなります。
発酵は、開架式となりすべて野生酵母で発酵を行い、フィルターもかけずに造られている古来からの自然派のワインです。
このワインを造っているオルゴは、東ジョージアのカヘティ地方にある小さなワイン工房だそうです。
ワインには、樹齢50年以上の古樹を用い、8000年の歴史を持つジョージアのクヴェヴリによる製法で造られていました。
ジョージアは、ソヴィエト時代に生産効率が悪いブドウの古木は片端から伐採されてしまったそうで、ジョージアで古樹を使ったワイン造りは大変希少となってしまったそうです。
この、ORGOは、古樹のブドウの凝縮感と醸造家の手腕により、古来のジョージアのクヴェヴリスタイルのワインでありながら新しいエレガンスを備えた素晴らしいワインとなっています。