ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~42.”小さな世界”と大技”エイト”~

2019年1月の誕生日のお披露目に向けてドッグダンスを練習する椛さん。
しかし、練習は遅々として進まず、とうとう12月になっていました。
そろそろ、曲に合わせて練習をしないと間に合わない、となりましたが。

『小さな世界』に合わせて、トリックを組み合わせて。
プレイボウでSさんが一生懸命考えて創ってくれています。
しかし、今まで椛が行っていたのは、一発芸型のショートトリック。
このショートトリックの組み合わせだけでは、少々見栄えに欠ける構成になってしまいます。


そこでSさんが提案してくれたのが、大技『エイト』の導入でした。
エイトとは、八の字を描く技。ママが、脚を横に大きく広げ、椛がその間を8の字を描いてグルグルと回るという技です。
今から考えると、簡単なトリックだったのですが、ドッグダンスの事を何も知らない当時のパパとママには究極の大技に思えました。
例えれば、フィギュアスケートのトリプルアクセルジャンプのイメージです。


この大技”エイト”、試しに椛にトライさせてみると、少々たどたどしさはあったものの、これが見事に成功!
パパもママも大感激です。
(もっとも、今から考えると、鼻先におやつをぶら下げて誘導しての無理やり感のある”エイト”。成功とは言えないレベルのものではあったのですが。)


1分に満たないルーティンのダンスでしたが、これで構成内容がぐっと締まります。
なんだか、俄然、出来るんじゃないか感が出てきました。
『椛、すごいじゃないか。お前さんは天才かもしれないな。』
ちょっと前までの慎重な姿勢はどこ吹く風で、図に乗るパパ。
ともかく、おやつを持って、手で誘導して無理やり”エイト”を成功に導くママ。
今から考えると、とても格好が良くないドッグダンスでしたが、パパもママも大満足でした。

こうして2018年は過ぎて行ったのです。
その後、年末年始に、椛をプレイボウのホテルに預けてパパとママは旅行に。


年が明けた2019年、ホテル期間のブランクでドッグダンスに影響しないか少々心配でしたが、椛さんはきちんとダンスを憶えていてくれていました。
これには、パパもママもちょっと感心。


『椛、すごいぞ。これは、多くの人に見てもらわなくちゃいけない』
親バカに加えて、どんどん頭の中で考えが広がる妄想族のパパ。
家のリビングで披露しているだけじゃもったいないじゃないか。
さて、どうしたものか・・・。


『そうだ、ドッグカフェかなんかを貸し切って、椛の誕生会&ダンス発表会をするのはどうかな?』
ついに妄想が極限に達した感のあるパパ。無茶振りが炸裂です。
『良いかもしれない。』
いつもは冷静にブレーキをかける役のママも、今回はなぜか乗り気。
2019年1月、椛の3歳の誕生日を前に、我が家は”ドッグダンス狂騒曲”とでも言うべき熱に浮かされていたのです。



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