犬宿の思い出~レジーナリゾート蓼科~
2020年2月、惜しまれながら閉館した『レジーナリゾート蓼科』。
ちょっと高めの値段設定の宿が多いレジーナグループの中では、最もリーズナブルなホテルでした。
特に冬場には、蓼科自体がオフシーズンという事なのか、さらにお得になるのが嬉しい犬宿でした。
建物のメインエントランス。
この車寄せが広くて快適。
例え、大雪でも、土砂降りの雨でも、快適にホテルへ入ったり、荷物の出し入れができます。
これは快適です。
レジーナ蓼科の2020年2月、そろそろ新型コロナウィルスの脅威が迫ってきた2月。まだ都道府県の境界を越えての移動が禁止されていなかった時期。
レジーナ蓼科の最後の頃に伺った時の記録です。
中庭であり、メインドッグランとその周辺です。
ロビーの吹き抜けが、全部大きなガラスになっています。
贅沢な空間です。
2階まで吹き抜けのロビーを上から見たところ。
ダイニングに向かって一直線の椛と、それに引きずられる真美子ママです。
貸出のマザーカートが沢山並んでいます。
我が家でもお気に入りのカートです。
スタンダードルームの部屋はこんな感じ。
シンプルだが天井が高い、清潔な部屋です。
窓からはドッグランと、その向こうの林が見えます。
蓼科らしい風景です。
しかし、何といってもレジーナ蓼科の最大の売りは食事です。
夕食のメニューです。
国産ワインにこだわったワインリスト。
なかなかこのレベルのワインを飲む機会はありません。
我々が行った時には、試飲が行われていました。貴重な体験でした。
持ち込み料を払えば、ワインなどの持ち込みが可能です。
家では絶対に開けられないレベルの、頂き物のワインなどを持ち込みました。
こんなデキャンタ、家庭には絶対にないですから。
夕食です。ダイニングがうちの近くのフレンチレストランより雰囲気があります。
これでワンちゃんOKなんて、素晴らしすぎます。
前菜の数々。
北アカリのポタージュ。
魚料理。いずれもスパークリングワインに相性抜群です。
甘酒と桜風味のレモンのグラニテ。
同じ口直しでも、ソルベよりも氷の粒が大きくて、ざらざらした食感をあえて残したグラニテ。
個人的には、口直しには、アイスクリームよりもソルベよりも、グラニテの方が好みです。
その後の赤ワインの風味を邪魔しないという点でも優れています。
ママは肉が苦手なので、メインンを魚に変更。ブイヤベース風です。
パパは当然和牛。美味しいです。満足です。
デザートは目の前で造ってくれます。
クレープシュゼット。
アツアツのクレープに溶けたザラメが絡んで。たっぷりのオレンジソースがまた最高です。
東京のフレンチレストランでもなかなか味わいないレベルのコースです。
これが、犬宿で楽しめます。
あまりのすばらしさに、椛の写真は撮り忘れました(-_-;)
朝食は、ビュッフェスタイルです。
パパとママを首を長くして待つ椛。カートを借りて居心地良し。
本当はテーブルに手をかけちゃいけないんだけどね。
ついつい、あれもこれも取りすぎる。悪い癖です。
ワンごはんも充実。
これは朝食。素晴らしいお皿に可愛いいネームプレートが。何気に嬉しい。
椛、待ちきれません。
夕食は、鹿のワンバーグ。美味しそうに完食です。
レジーナリゾート蓼科、残念ながら2020年2月で閉館となりました。
急遽閉館が決まったこともあり、最後にもう一度行っておきたかったが叶わなかった人もいるのではないかと思います。
(実は、我々は偶然この時期に予約して、ホテルに着いてはじめて閉館する事実を知ったくらいです。本当にラッキーでした。)
けっこうお値段の良いレジーナリゾートの中では、比較的リーズナブルで、我々でもギリギリ手が届く範囲内の犬宿でした。
そのお値段で、シーズンオフの冬などは破格のサービス内容。
本当に残念です。
素晴らしかった、レジーナ蓼科とそれを支えた素晴らしいスタッフの皆様への敬意を込めて、記録に残しておきたいと思いました。
その後、レジーナリゾート蓼科は、建物やドッグランなどを継承したまま、『ゆとりろ蓼科ホテル with DOGS』としてリニューアルオープンしました。
一安心です。良かった。
機会があったら伺ってみたいと思います。