2月4日は『ビートルズの日』です。
世界の音楽シーンに多大な影響を与えたバンドのひとつ、ザ・ビートルズ。
彼らの愛称”Fab4 （fabulous four：伝説的な 4人）”にちなんで2月4日＝Feb4(february 4th)がビートルズの日とされました。

ビートルズは曲のすばらしさもさることながら、数々の実験的手法を曲に取り入れる事でも知られています。

その中で、曲に犬に対するメッセージを入れたとされている曲があります。
『サージェント ペパー インナー グルーヴ』。アルバム『サージェント ペパーズ ロンリー ハーツ クラブ バンド』のエンディングに挿入されている”犬にしか聞こえない音域の音と意味不明な会話”から構成されている部分です。

”犬にしか聞こえない高音域”と意味不明な会話を挿入した理由は諸説あります。
ポールマッカートニー曰くの『これ以上は言葉にできないからこうした』というものから、
猫好きのジョンレノンによる『犬に嫌がらせをしてやろうと意図した』というものまであります。
ジョンの猫好きは有名でしたが、さすがに犬への嫌がらせはジョークでしょう。
それにしても気になるのが、ビートルズの各メンバーはどういったペットを飼っていたのでしょうか。

まずは、そのジョンレノン。彼は一貫して猫好き、中でもペルシャ猫が大好きとの事です。ビートルズ時代からダコタの時代まで常に飼っていたそうです。
ジョンは、面倒くさがりの性格で知られていますが、飼い猫の世話は欠かさずに行っていたそうです。

それに対して、ポールマッカートニーは犬好きです。
現在、田園に牧場を所有し、様々な動物を飼っている筋金入りの動物好きです。
そんなポールは、ビートルズ時代は犬を飼っていました。
イングリッシュ・シープドッグ、ヨークシャーテリア、ラブラドールといった犬を飼っていたとの事です。

ジョージハリソンは猫派。パティと結婚していた時にペルシャ猫を飼っていたそうです。

リンゴスターは、犬を飼っていました。
リンゴ自身は犬が苦手だった様ですが、子供たちにせがまれてエアデールテリアを複数飼っていたとの事です。

ビートルズのナンバーには犬にまつわる曲もあります。
ホワイトアルバムに収録された『Martha My Dear（マーサ マイ ディア）』です。
このマーサというのは、ポールが初めて飼った犬、犬種はオールド・イングリッシュ・シープドッグだそうです。

この『マーサ マイ ディア』はポールがほとんど一人で作り上げたという事です。
作詞、作曲、アレンジはもとより、ボーカル、演奏パートのほとんど(ピアノ、ギター、ベース、ドラム等)がポール自身によるものだそうです。
さすがはポール、すごいですね。

ポールはビートルズ解散後も、ウィングス時代に『ジェット』という曲を発表していますが、これも愛犬の名前からに由来しています。

それにしても、マーサ、可愛いですね。

上記と同じアビーロードでのポールとマーサ。

マーサ・マイ・ディアの曲はこちら

Martha My Dear (Remastered 2009)