ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

今日は何の日~4月1日『エイプリルフール』2022年~

発祥はニュージーランドという説があります。
1980年代半ば、テレビやラジオなどで有名なカリスマガーデナーであったエイン・スカロウ氏。
彼が、とあるラジオ番組でこんな事を言い出しました。
『水を入れたペットボトルを庭の芝生の上に転がせておくと、犬が芝生の上にオシッコやウンチをしに来ない。』
有名なガーデナーであるスカロウ氏。彼が言うのだから間違いないと、多くのリスナーたちは家の庭に水入りのペットボトルを庭へ置き始めたのだそうです。
その話は瞬く間に広がり、ニュージーランドでは多くのペットボトルが置かれるようになったそうです。


しかし、この話には後日談がありました。このラジオ番組が放送されたのは4月1日。
実はこれ、エイプリルフールのジョークだったのです。
4月1日には、テレビやラジオでも、エイプリルフールネタが多く放送されていました。
しかし、カリスマガーデナーのスカロウ氏の、この発言はだれもジョークだとは思わなかった様です。
ラジオ局がジョークだと明かした時には、ニュージーランド中はもとより、隣国オーストラリアにまで広がってしまった後だったのです。


こうなると、この話の広まりは止められません。
ほどなくこの話はヨーロッパ、北米、そして日本、こんな感じで世界中に広まってしまいました。
さらに、1986年10月にはアメリカのサンディエゴの新聞”The Sun Diego Union”に『水入りのボトルは犬を近寄らせない。』との記事が書かれ、その信ぴょう性が増していきます。
元はエイプリルフールのネタであったのに、引用のエビデンスまである真実味を帯びた話になってきてしまいました。


その後、この説の根拠が後付けで様々に語られてきます。
『犬や猫は、水入りのペットボトルの反射や光が嫌いだから近寄らない』
『犬や猫は、自分たちが飲む飲水は汚したくないと思っている。そのためペットボトルの水も汚さないようにする』
『水といよりもペットボトル自体が苦手』


そんな犬猫よけのペットボトルですが、ほとんどの人たちはその効果を感じられず、1990年代に入ると発祥地であるニュージーランドの人々は自然に置かなくなってきます。そして街からはペットボトルがだんだんと姿を消していきます。
他の国々でも同様にペットボトルはなくなっていったのですが、なぜか日本では、今でも街角にペットボトルを置いている家が少なくないのです。


本当に効果があると信じているのかは疑問ですが、今や日本でしか見かけなくなった犬猫除けのペットボトル。
海外のメディアや旅行ガイドでも『日本へ行くと、道端に多くのペットボトルが置かれている。これは犬猫除けになるという迷信から』と紹介さています。


このペットボトル群、街の景観的にもマイナスに感じるのですが、それだけでは済まない危険もはらんでいます。
実は、太陽光が水入りペットボトルにあたると、水がレンズの働きをし、そこから発火する”収れん火災”の危険があるのです。
東京消防庁のホームページによると、収れん火災は”陽射しが強くなる時期、そして太陽が低くなる冬場に多い現象”である。その収れん火災を引き起こすものとして鏡やメガネなどに加え、”水入りペットボトル”もあげられているのです。


「水入りペットボトル」をエイプリルフールのジョークとして発信してしまったエイン・スカロウ氏は2013年にこの世を去っていますが、2009年のテレビニュージーランドで放送された番組でも『ペットボトルの事はジョークだった、ノリで言ってしまった』と自嘲気味に語っていたそうです。


この話の教訓としては、専門家が専門分野でエイプリルフールのジョークを言ってはいけないという事でしょうか?
また、エイプリルフールのジョークは誰にでもすぐにジョークだと判りやすいものが良いですね。


パパが好きなエイプリルフールネタです。
先ずは、カップヌードル。犬用と猫用。
ジョークと判るネタですが、本当にあっても良いかなと感じました。

犬用カラオケ。これも、本当にあっても良いかも?
ワンちゃん連れてカラオケ、良いですね。
どこかの犬宿でやってくれないかな、と思ってしまいました。



エイプリルフールの過去の記事はこちら

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