今日8月1日は語呂合わせで『肺の日』です。
『肺の日』は、日本呼吸器学会が肺の成人病と呼ばれるCOPD＝慢性閉塞性肺疾患の予防の大切さやたばこの害を多くの人に知ってもらうために、1999年＝平成11年8月1日に制定した記念日です。

呼吸器疾患は犬にもあります。
特に中高齢のワンちゃんにとって呼吸器疾患は健康長寿の大敵となりかねません。

ワンちゃんに多くみられる呼吸器疾患の1つに”気管虚脱”という病気があります。
気管支虚脱は、小型犬がかかりやすい疾患とされており、８歳以上になると頻度が高くなります。
気管支虚脱は、気管が圧迫、変形する事により咳が出たり、呼吸困難を生じる病気です。
気管支虚脱の原因はまだ判っていない部分も多いのですが、症状の悪化を防ぐ方法はあります。
気管支の圧迫は、肥満があると悪化します。
そのため、体重をコントロールする事によって、将来的な気管支虚脱のリスクを減らすことが出来るのです。

他にも、犬の呼吸器疾患については、タバコの副流煙の影響も少なからずあると言われています。
犬の健康長寿を考えるならば、飼い主が禁煙を行う事は、人間の子供を持つ親よりも良い影響が大きいと考えます。