椛(もみじ)とドッグダンス~並んで歩くことも難しい!~
さて、どうにかポジションに着く事は、最低限のラインですがクリアできました。
次は、並んで歩く。それだけの動作です。
しかし、椛はそれも難しかった!!
椛、4歳。
我々は今まで、いったい何をしてきたのだろう・・・
じっと、手を見る・・・といった心境です。
ドッグダンスの基本は日常の動作。
基本の動作を正確に行う訓練の延長上にドッグダンスがある事は判っていたつもりでした。
しかし、あらためて見直すと、本当に基本中の基本であるウォーキングが全く出来ていない。
ゼロからのスタートである事を実感できました。
その後、トレーナーの先生に、一からいろいろ教えてもらいました。
ウォーキングの際に重要な事は、飼い主とアイコンタクトをしながら歩くこと。
すなわち、犬が飼い主の意図を読み取って歩くこと。
そのために最適なポジションに着いて歩くことです。
また、散歩中は、右利きの飼い主であれば、犬は左側を歩かせることが多いため、自然と犬は左のポジションに着くことが多くなります。
その結果、左に着く事は得意でも、右に着くのは苦手となる事になりがちです。
そのため、右に着いた時でも左と同様に歩く練習をするのも重要です。
また、犬には快適に歩ける固有の速度があります。
日常の散歩のときには、周囲の状況などにより、歩く速度を変える必要があるため、必ずしもこの固有の速度で歩くことは出来ません。
しかし、何もない公園の道や草原などでは、この固有の速度で歩くことは、犬にストレスが掛からずに歩けるのみならず、ドッグダンスなどに於いては、ウォーキングの美しさに繋がります。
そのため、家でのダンスの練習でも、日常の散歩でも、手で理想的な位置に犬を誘導して歩く練習をしたり、最適な速度を心掛けたりして来ました。
そうこうしているうちに、少しずつですが、並んで歩く姿が良くなってきている気がします。
最近は、だいぶマシなウォーキングが出来る様になりつつある椛ですが、上級者のダンスを見るとその差に唖然としてしまいます。
上級者のドッグダンスは、ポジションに着いて流れるように歩くだけでもため息が出るほど美しい。
埋められない差がそこには存在します。
ウォーキングは、言ってしまえば、たかが犬と並んで歩くだけ。
しかし、そこには全ての要素が内包されています。
ドッグダンスはウォーキングに始まり、ウォーキングに終わる。
実に奥が深い、とつくづく思い知りました。
アウラ・ファンマッチでの、演技後のレッスンの時の椛のウォーキングです。
椛、まだまだこれからですが、精いっぱい頑張ってます。
ヨーキー椛(もみじ)、ウォーキングレッスン in アウラファンマッチ2020秋