ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~38.ドッグダンスって?~

椛と夢中になって取り組めるものを探して。
水泳のインストラクターであるママと、意外と水泳の才能の有る椛。
ママの夢でもある、椛と一緒に水泳♡
と考えて、プールに行ったのですが、
いま一つ、嬉しそうな表情をしない椛の様子から、椛は水泳を楽しめない子なんだと悟ったママ。
残念だけど、水泳は泣く泣く諦め・・・。
でも、いったい椛に合っているものって何だろう?

いろいろトライしてみたのですが、本当に判らなくなってきました。
そこで、やはり初心に帰って、
『椛がどうしたら良いか、もう一度、プレイボウで相談してみようか?』
という事にしました。


今までの経緯を椛の担当のSさんに放したところ、やはりドッグダンスが向いているのではないか?との事。
しかし、そもそもドッグダンスって何?
という所から判りません。


それは、パパ以上にママも同様です。
プレイボウで相談したママにSさんは、
『ドッグダンスとは、音楽に合わせて飼い主=ハンドラーと犬がダンスをする競技です』と説明してくれたそうです。また、
『ダンスといっても、トリックだと思ってほしい。』
『トリックは椛は得意だから、きっとドッグダンスも出来ると思う。』
という事でした。


そういってくれると、なんだか、椛はドッグダンスが出来る様な気がしてきました。
それに、椛はトリックをすることが好きな様子です。
であれば、トリックの連続がドッグダンスであるのなら、ドッグダンスも喜んでやってくれそうという期待もあります。
でも本当に大丈夫なんだろうか?


確かに、パパもママも、嬉々としてトリックを披露する椛を見て
『椛は誰よりもトリックの才能があるに違いない。よーし、特訓だ!』
と単純に舞い上がっていた時期もありました。
椛がまだ一歳の誕生日を迎える前、子犬だった時の話です。


その後、椛がトリックが好きであるという事は疑ってはいませんでしたが、『誰よりも』という面については、『実際の所はどうなんだろう』と考えるだけの冷静さは持っていました。
そういえば、トリックに力を入れているプレイボウ稲城から、他のプレイボウの店舗に行って”トリック”のデモンストレーションを行う事もあると聞いていたのですが、その時にトリックを披露するワンちゃんには、椛は選ばれた事がありませんでした。
椛のトリックの才能は客観的にはどの程度なんだろう、そう思っていたのです。


まあ、才能が無ければそのスポーツをやってはいけないというものではないのですが、スポーツ=競技である以上は、競技を行うために必要最低限のパフォーマンスはあるのかが心配でした。
また、才能がある=上達が早いという面と、出来が良い事=注目お浴びる事=他の人に興味を持ってみてもらえるという事になります。
上手くて、人の注目を集めるという事は、競技を続けていくうえでの大きなモチベーションになります。
そのため、椛さんにドッグダンスを行う素養があるのかは気がかりでした。


それらの懸念をSさんに伝えたのですが、基本的には問題ない。
そればかりか、トリックについては、興味がある分野については他のワンちゃんよりも明らかに優れているとの事を言っていただけました。


その次のプレイボウへの登園日で、
『ドッグダンスの前の段階として、トリックを連続してやってみますね。』
と言われました。
その後数回、ドッグダンスの練習をしていたのですが、椛は熱心にこなしていた様です。


その様子を見ていたママが気が付いたのは、椛の目がキラキラしていた事でした。
まだまだ、お世辞にも上手いとは言えない椛の動きでしたが、椛が興味を持って、喜んで練習をしていたのです。
その椛の目の輝きは、ドッグスイミングの時の椛とは明らかに違う、本当に嬉しそうな目をしていたのです。


これならいけるかもしれない、と思いました。
『しばらく、ドッグダンスやってみようか。』
パパとママはそう話して、椛にドッグダンスをさせてみる事にしました。
その時は、あくまでもプレイボウ=幼稚園でドッグダンスを行うだけと思っていたのですが・・・。



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