ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~48.ドッグダンスの映像と世界大会~

ハンドサインという秘技?を教わって感心しきりのパパ。
感心すると同時に、そういえばドッグダンスというもの自体について何も知らない事に気づかされました。
それどころか、ドッグダンス自体を生ではもちろん、映像ですらちゃんと見た事がないのにも気づいて。
とりあえずユーチューブなどで検索し、ドッグダンス映像を見て行きました。


そうしたら、いろいろな映像が出てきました。


我が子に簡単なトリックをさせて、それを映すホームビデオ的なもの。
どこかのホームセンターの駐車場を仕切って、そこをリンクとして、実況をまじえて演技をするもの。
こんな感じでドッグダンスをさせています、というハウツーものの映像。


どれもこれも、高度なダンスを披露していて、驚きの連続です。
それまでは、犬のビックリ映像とかしか見ていなかったのですが、こうしてドッグダンスの映像を検索してみると、今まで気づかなかった世界があったんだという事が実感されました。


I先生の次のレッスンで、ドッグダンスの映像を見て驚愕した事を伝えるパパ。
その中で、実況を交えたリンクでの演技を見たことを話しました。
すると、ドッグダンスには大会やデモンストレーションの場がある事。そして、大会は、インストラクターの演技を見たり、日ごろの練習の成果を発表したりする場であるなどを教えていただきました。
そうか、そうすれば誕生日会でドッグカフェを貸切にしなくても椛さんのダンスを披露できる!と、全くもって訳の分からない方向で安心するパパ。


さらに、ドッグダンスは欧米ではメジャーなドッグスポーツであり、人々の関心も高いため、大きな大会も催されているとも聞きました。
いずれにしても、うちの椛さんとは無縁の世界です。
でも、俄然興味が沸いて、その後もいろいろ画像を検索してみました。


そんな映像の中でも特に目を引いたのが、”CRUFTS=クラフツ”という国際大会でのドッグダンスでした。

数千人規模の観客が入る室内アリーナに、装飾を施されたリンク。
スポットライトに照らされ演技をする犬とハンドラー。
何もかも想定外のビックリな世界です。


クラフツに出てくるワンちゃんは、ボーダーコリーを始め、シェパードやレトリバーなど大型犬が主流です。
ヨーキーなどの小型犬は見当たりません。
しかし、ダンスのレベルの高さに魅入られます。
最初は、椛さんのドッグダンスの参考に、という想いから見始めた映像でしたが、そのうちに、純粋に観客目線で楽しんでいる自分がいました。


ドッグダンスを、わざわざ観客として見に来る、その価値がある事を伝える素晴らしい映像でした。


クラフツの映像を見ていると、ある女性のハンドラーとボーダーコリーの映像に目が留まりました。

ボーダーコリーのスピードと抜群の跳躍力で、ドッグダンスという枠を超えたパワフルでスピーディな演技。ハンドラーも長身でスタイルの良い女性です。
『やっぱり外人がドッグダンスをすると映えるね。』
といって見ていると、採点の際の国旗のマークがまさかの日の丸。
えっ、日本代表??
それに名前の所が”ヒライ”さんとなっています。
『でもこの人、どう見ても日本人じゃないよね?』といぶかしむママ。
『ハーフか帰化したかじゃないのか?ラモス瑠偉みたいな感じかな?』とパパ。
『いや、リーチマイケルでしょ。』とママ。


他にも日本代表の人は、と検索しているとある映像に行きつきました。
刀を持ちサムライの格好をした男性が、ボーダーコリーと和の楽曲での演技です。
『これなんか”いかにも日本人”って感じで良いよね。』
『そうだね、ベタだけど、国際大会では、これ位判りやすい方が良いね。この人、割り切って演技してるね。』
世界的に見ても、”この姿は〇〇の国の人”と認識してくれるものがあるのは貴重です。
例えば、カウボーイはアメリカ人、チャイナドレスは中国人、コサック兵はロシア人等。
我が国では、サムライ、忍者、芸者、空手、柔道などです。
日本人に生まれて、これを活用しない手はありません。
『このサムライの人、グッジョブだね。』
その後も、他のドッグダンス映像を見ては感心しきり。
椛さんもいつかはこんなドッグダンスを出来たら良いね、などとはおこがましくて言えないレベルですが、少しでもあやかりたいものだと思っていました。


それにしても、日本代表で海外遠征なんてすごいなと思いつつ、さっきのサムライの人、どこかで見たことがある様な・・・。



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