ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~26.椛、人の役に立ちたい!~

椛がまだ1歳になる前の事。
プレイボウ=幼稚園に通って、だいぶ落ち着いてはきたものの、まだまだやんちゃで手を焼いていた頃でした。


家の近所に、警察犬の訓練なども行っている本格的な犬の躾の施設がありました。
椛の事で藁にもすがりたい心境だった我々は、プレイボウに通う傍ら、この施設にも相談をもちかけた事がありました。


そこでの話は、椛には対象にならない訓練ばかりでしたが、たいへん参考になりました。
厳格なレベルが要求される訓練、特に大型犬や、盲導犬に代表される様な職業犬の訓練については、レベルの違う到達度が求められ、それには飼い主のもとを離れて、犬の預かりでの訓練や躾が必要となります。
まあ、我々と椛には全くもって縁がない世界の話ではありましたが、たいへん感心したのを覚えています。


椛の散歩コースにシェパードを飼っているお宅がありました。
たいへん立派なシェパードでしたが、実は警察犬をやっているとの事。なるほど、と納得する精悍なシェパードでした。
しかし、椛はそのシェパードと何故か馬が合わず、姿を見かけると吠えまくっていました。
椛が吠えると、シェパードも負けじと応戦し、吠え合いになります。
椛もやんちゃなのですが、シェパードも輪をかけてやんちゃ、というか警察犬って、こんなに自由で良いのか?といった感がありました。
まあ、凶悪犯と格闘する可能性がある以上、多少はアグレッシブな要素が無いといけない気もするので致し方ないのかもしれませんが。


ご近所に警察犬がいたのも驚きでしたが、けっこうやんちゃな犬でも警察犬として活躍できるんだと知って、ひょっとしたらうちの椛も何か人様のお役に立てないものかと思いました。


先ずは、警察犬以外に、どんな”お仕事ワンちゃん”がいるのかから調べてみました。


盲導犬: 視覚障碍者と行動を共にして生活をサポートする犬。ゴールデンレトリバーなどが担う。
聴導犬:聴覚障碍者にさまざまな音を知らせる犬。 シェットランドなどが担う。
介助犬:手足などの機能に障害がある方を助ける犬。
災害救助犬: 雪崩、土砂崩れや瓦礫の中の行方不明者を捜索する 犬。セントバーナードなどが担う。
牧羊犬: 家畜の群れの誘導や見張り、捜索、保護などを手伝う犬。 ボーダーコリーなどが担う。
セラピードッグ:リハビリ補助や機能回復サポート、メンタルサポートなどを行う。 トイプードルやダックスフンドなどの小型犬も活躍する。
猟犬:獲物の捜索や追跡、回収などを行う。ビーグルやイングリッシュポインターなどが担う。
闘犬・競争犬:賭けの対象としての競技犬。
害獣駆除犬:人間の害となる野生動物を駆除する犬。グレートデンなどが担う。


他にも、鋭い嗅覚を活かして様々な分野で活躍しているワンちゃんがいます。
例えば、ガン探知犬、シロアリ探知犬、検疫探知犬、爆発物探知犬、地雷探知犬など。


その後も、椛が何か役に立てるところがないか考えていたのですが、具体的なアイデアは無く、気が付けば椛は2歳を越えていました。
そんなある日、我々と椛にとってターニングポイントとなる、ある出来事が起きたのでした。


『ヨーキー椛の物語』、続きはこちら。


前の話はこちら。



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