私自身も疑問に思っている事でもあり、人にも聞かれることが多いのがこれ。
『新型コロナウィルス、犬には感染するの？』
という問題です。

これに対しての見解を、厚生労働省のホームページなどから引用して載せておきます。

☆新型コロナウイルスは、飼育しているペットに感染しますか？
　これまでに新型コロナウイルスに感染したヒトからイヌ、ネコが感染したと考えられる事例が数例報告されています。
　また、動物園のトラやライオンの感染（飼育員から感染したと推察されている）事例も報告されています。
　ただし、新型コロナウイルスは主に発症したヒトからヒトへの飛沫感染や接触感染により感染することが分かっており、現時点では、ヒトから動物への感染事例はわずかな数に限られています。

☆ 新型コロナウイルスに感染したペットではどのような症状がありますか？
　これまでのところ、イヌでは明確な症状は確認されていませんが、ネコでは呼吸器症状・消化器症状があったとの報告があります。
　また、新型コロナではないですが、犬コロナウィルス感染症というものもありますが、嘔吐、下痢などの消化器症状を主に呈するとの事です。

☆ 新型コロナウイルスが飼育しているペットから人に感染した事例はありますか？
　現在まで、新型コロナウイルスが犬から人に感染した事例は報告されていません。
　一方で、ネコは、新型コロナウイルスの感受性が他の動物種よりも高いとの報告があり、実験室内での感染実験では、ネコが他のネコに感染させ得るという結果が報告されています。
　また、オランダのミンク農場でのミンクの大量感染事例では、新型コロナウイルスに感染したミンクから人へ感染した可能性のある事例が報告されています。

☆感染予防の観点からペットとのかかわり方
　新型コロナウイルス感染症に限らず、動物由来感染症の予防のため、動物との過度な接触を控える事が重要です。
　人間が感染源となり、犬などのペットに健康・生命に関わる事態になる事もあります。
　ペットからの感染を防ぐためにも、ペットへの感染を防ぐためにも、普段から動物に接触する前後で、手洗いや手指用アルコールでの消毒等を行うようことは重要です。
　また、ペットの体調が悪い場合は、できる限り不必要な接触を控え、糞便の処理の際にも感染予防を行う事が重要です。

☆万が一、新型コロナウィルス感染症に罹った時は
　隔離や入院加療が必要になります。
　家族内クラスターの場合は、家族全員が隔離・入院の対象となる可能性もあります。
　そういった場合には、飼っているペットを預ける必要もあるので、日ごろから心づもりしておくことが大切です。

新型コロナウィルス感染症に罹らないのが望ましいのですが、万が一の場合の事を考えておくのも重要です。

地震や台風の時の事も含め、日ごろからの備えは大切ですね。