ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~50.信じて地道に一歩ずつ~

日本代表の”サムライの人”が、実はI先生である事が判って。
そのことで、モチベーションが上がるパパとママ。
そんなこと一切眼中にないが、とりあえずドッグダンスの練習を頑張る椛さん。
しかし、レッスン終了後の先生のお見送りは、あい変らず省略。
とことんマイペースの椛さんです。


重大な欠点が判明した椛さんですが、とりあえず、”オスワリ”、”伏せ”などの訓練は宿題として日常生活で頑張ります。


先ずは、日ごろ一緒にいる事が多いママが、言葉で”オスワリ”を理解してもらうための努力をします。
ごはんやおやつの時にきちっとお座りをする事。
なるべく、”オスワリ”を声で理解して実行する様にする。
散歩に行くときも、ママの横にきちっと着いて歩く。そして、横断歩道や踏切で”オスワリ”をちっちりとさせる。その際、椛に触れないで座らせる。
これらを粘り強く繰り返します。


本来パピーちゃんの時にキッチリと行う事を、3歳を過ぎた椛さんに行う。
ちょっと情けない気もしますが、出来ない事は仕方ない。
人生(犬生?)、何事も遅いという事はない、何歳からでもチャレンジあるのみ、そうして頑張る毎日でした。


一方、パパはというと、一緒に散歩する時、パパはなるべく椛に声をかける様に心掛けます。
横断歩道では、
『椛、信号は赤だ、止まるよ。お座りして、青になるまで待つよ。』
『青になった。安全確認、良し、渡るよ。』
こういった具合で歩きます。
パパは大真面目だったのですが、はたから見ると”犬に話しかけながら歩く変なおじさん”に見えたかもしれません。


ママは他にも、散歩の際に椛がポジションに着いて、ママの顔を見ながら歩く様にしたりも心掛けます。
『全てはドッグダンスのため、日常生活を律して頑張る』
と言えば聞こえは良いのですが・・・、
要は、躾の基本を3歳にもなってやり直さねばならない状況です。
本当に情けない感じがしてきます。


ユーチューブで流れる華麗なドッグダンスの映像と、”オスワリ”から頑張らざるを得ない椛さんの現実。
余りにも地道過ぎる努力が続きます。


『初心者が参加できるドッグダンスの大会があるので、そのうち参加出来ます。』
とI先生には言っていただいたのですが、現実的にはそんな事は程遠く・・・。
いつも、ただただ懸命に基本のレッスンをこなして。
そう、我々の出来る事といえば、I先生=”サムライの人”を信じて努力する、それだけでした。


そんなこんなで、2019年の夏は過ぎて行ったのです。



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