ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~37.ドッグスイミングってどうだろう?~

レジーナリゾート鴨川でドッグフィットネスにはまった椛さんでした。
その時は、フィットネスに夢中でしたが、このレジーナ鴨川のもう一つの売りはドッグスイミング。
立派なドッグプールが完備されています。
これは少々本格的過ぎるし、大型犬などに合わせた大きさの施設であったため、この時は試すことはなかったのですが。いつか機会があったら椛に水泳をさせてみたいな、とは思っていました。


2018年、椛2歳の夏は猛暑でした。
散歩でも椛は暑さでバテバテです。
こんな時、本格的なドッグスイミングではなくても、プールで泳いだら気持ち良いもではないかと考えていたのですが・・・。


その矢先、こんな施設の事を知りました。

東京都八王子市、サマーランドの隣にある複合型の犬のレジャー施設『ワンダフルネイチャービレッジ』です。
このワンダフルネイチャービレッジ、ドッグランやレストラン、キャンプ場などが完備した施設ですが、夏季限定でドッグプールがオープンするとの事です。

犬用のプールというと、小さなものが多い中、公共施設の子供用プールよりも大きな、本格的なプールがワンちゃん専用。
素晴らしい施設です。
これは早速行ってみよう、との事で訪れました。


ドッグプールに入る場合は、各種サイズが揃った犬用ライフジャケットを着ます。
そうしたうえで、安全快適にプールを楽しめます。


猛暑日であったこともあって、椛さん、早速プールに入ります。
入るんですが、足が届くところまでです。

ライフジャケットのおかげで、溺れる事ももちろん、顔が沈む事もありません。
そこで、少々深めの場所に椛さんを連れて行ったところ。
椛さん、上手に泳げます。
泳げるんですが、すぐに浅いところに戻ってしまいます。
再び回れ右をさせて、深いところに誘導すると、実に華麗な泳ぎでターンをして戻ってきてしまいます。
『椛、泳ぎ旨い。才能あるんじゃないか。』と感心するパパ。
『椛はさすがママの子ね。ママに似て泳ぎが上手いわ。』とママ。
ママは水泳の上級指導員で指導歴30年余のベテランです。
泳ぎの上手さの割に、いまひとつプールを楽しんでいないようにも見える椛さん。
『ママと椛、一緒に泳げたら素敵ね。』と、発想が妄想的に広がるママ。

その時は、プール気持ち良いし、楽しんでいるんだけど毛が濡れるのが嫌なのかな?
などと考えられていました。

こうして少々、水泳をやってみようかなと考え始めたのですが。
ワンダフルネイチャービレッジ、良い施設ですが、家から片道小一時間かかる事と、夏の間しか楽しめないのがネックでした。
もう8月も終わる頃であったため、他にもプールを楽しめないかと考えて、通年で泳げる施設を家の近くでも探すこととしました。


そんな都合の良い施設があるものかと思っていたのですが、京王線の若葉台駅付近のスポーツ施設NASにこんな施設が併設されていました。
『わんわんフィットネス NAS若葉台』、スポーツクラブNAS若葉台内に専用の出入り口から入る、ワンちゃん専用の施設です。
(写真は、わんわんフィットネスNASのHPより引用しています。)

その一角に本格的な、水流式のドッグプールがありました。

この施設では、単純なドッグスイミングだけでなく、ハイドロセラピーといって、老犬や疾患によって歩行機能が弱った犬に対して水泳を有効活用する試みもなされています。


椛さん、さっそく体験に行きました。
ここでもライフジャケットを身に着けて、温水プールに入る椛さん。
ここでも華麗に泳ぎます。
30分の体験ですが、無難にこなし、スタッフさんから『泳ぎの上手なワンちゃんですね。』とお褒めの言葉をいただきました。


我が子と水泳をするのが夢だったママ。
その夢を息子たちにかわって叶えてくれそうな椛さん。
ママ、大乗り気です。
『来週、もう一回レッスンを受けて、正式に入会しようと思うんだけど。』
『そうだね、良いと思う。椛と水泳を一緒に出来るなんて素敵だね。』とパパも賛成。


さて、次の週の夕食時。
『水泳、入会してきたの?』と聞くパパ。
『実は、椛、入会させなかった』とママ。
『何で?』
『椛に笑顔がなかった。あまり嬉しそうじゃあなかったから。だから見合わせたの。』
『・・・そうなんだ。』
『なんか、この子が目で訴えかけるのよ、”本当は水泳やりたくないの”って』
『そうか、じゃあ仕方ないよね』
『入会を取りやめたら、椛、本当にほっとした表情をしてた。本当は椛と一緒に泳ぐのは夢だったんだけどね・・・。』
『そうだったのか、残念だけどママがそう思ったなら間違いないよ。良い選択だと思う。でも、なかなか椛がやりたいと思っている事って見つからないね。』
『そうね。』


こうして、運命の出会いかと思われたドッグスイミングにも縁がなかった椛さん。
『なんか、やりがいがある事ないか、もう一度プレイボウで相談してみようか?』
そんな感じで回り道を繰り返していた、椛2歳の頃の話でした。



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