ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛の物語~39.ダンスを曲に乗せて~

とりあえず、嬉しそうな目をする椛さんに、ドッグダンスの練習を始め。
そろそろ、トリックの連続としての動きが形になってきたので、次のステップに行きたいと言われ・・・。

おやつ=トリーツで誘導する事によって、トリックを連続で行う事が出来る様になった椛さん。
もっとも、この時の誘導の仕方は、トリーツを椛さんの鼻先に持って行って、それで誘導するといった方法です。馬の鼻先にニンジンをぶら下げる様な、お世辞にもかっこいい方法とは言えないものでした。
それでも、かろうじてトリックが連続して出来る様になったので、そろそろ次の段階へ、という事になりました。


いつもの様に、プレイボウに椛をお迎えに行って、ドッグダンスの話になった時のこと。
『何の曲にしますか?』とSさんに聞かれました。
『何の曲?』、戸惑うママ。
そうでした。ドッグダンスって、曲に合わせてダンスをするんでした。
それは判っていたのですが、
『曲って、飼い主(ハンドラー)が選ぶんですか?』と思わず聞き返すママ。
曲を選ぶなどという事が発生するなんて、まったく想像の範囲外でした。
『えーっと、困ったな・・・、どんな曲にしたら・・・うーん・・・』
そんな感じでしどろもどろしていたら、
『そうしたら、僕の方で選んでおくんでも良いですが』と助け船をだしてくれたSさん。
『お願いします。』
ほっとひと安心のママ。


なんだか漠然とドッグダンスを始めたのですが、そもそもドッグダンスの事を何も知らない事に気が付きました。
こんな事で大丈夫なのか?という考えが頭をよぎります。
ふつうはこんな感じで不安がいっぱいになるのでしょうが、パパとママはちょっと違いました。
椛さんが曲に合わせてダンスする、なんて素敵な事だろう。
これはぜひ、みんなにお披露目しないと!
何か良い機会はないものか。


今考えても、なんともお目出たい話でした。
ドッグダンスとしては、まだ何一つ形になっていないのに。
曲に合わせて椛さんがダンスをする、そのイメージだけで盛り上がってしまい、妄想が炸裂です。
お披露目の機会・・・皆さんに見てもらう機会・・・。


その時、パパがひらめきました。
今は10月、そして椛さんは1月生まれ。
そうだ、来年の1月に椛の誕生会をしよう。
来年は椛は3歳。
3歳といえば大切な節目の年。(いったい何の節目だ、と突っ込まれましたが、その時のパパはそう思っていました)
節目の誕生日は盛大にしないと。
その誕生日に、来ていただいた皆さんに椛のドッグダンスを披露するんだ!


まだ本格的には始めてもいない、曲も決まっていない、曲に合わせたことなどあるはずもない椛のドッグダンスは、こうして、お披露目のイメージだけが広がって行きました。


翌日、『椛のドッグダンスの曲なんですけど、ディズニーの”小さな世界”なんか良いんじゃないかと思って。』とSさんに提案されたママ。
もちろん大賛成のママ。


『”小さな世界”、これは椛にピッタリで、まさに誕生会で披露するために選ばれた様な曲だ』
勝手に運命的なものまで感じてしまうパパ。
かくして、音楽に合わせたドッグダンスの練習が始まりました。

2018年10月、椛もうすぐ3歳。
まだこの時は、パパもママも、この後に起きる様々な事を知らずに、妄想に頭を膨らませていたのでした。



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