ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語10.吠えられたら吠え返す、倍返しだ!~

ようやく幼稚園=プレイボウに通い、躾が始まった椛でした。
しかし、通い始めてからも問題山積の日々が続きました。

この写真は、通園数回目での椛の写真です。
こんな感じで”ご挨拶”です。相手の鼻先にまさに飛び掛からんばかりの体勢です。犬社会の常識では言語道断な行為、失礼極まりない話です。
ちなみに担当のSさんは、この状態を”もみちゃんマン”と呼んでいました。


実は、プレイボウに通ってからも数カ月はこの様な状況が続き、苦難の毎日でした。
家での様子もいろいろ大変でした。


先ず、散歩です。
散歩に行くと、先ず歩かない。歩いても、飼い主の行く方向とは別の方向に行こうとする。
歩かないくせに、いきなり走り出す。突然全力で走る。
かと思えば急に座り込む。そして何が何でも動かない。
いきなり吠える。他の犬、子供、バイク、トラック、郵便屋さん・・・。


そのため、ほとんど散歩になりません。
椛は、散歩のときはハーネスを愛用していたのですが、ほとんど吊り上げ散歩の状態でした。
最初の頃はほとんど、ハーネスを吊り上げて後ろ足のみでの散歩を数歩行い、その後は抱っこでした。
しかし、抱っこすると暴れる。
そして降ろすと座り込む。次の瞬間、脱兎のごとくあらぬ方向に走り出す。(もちろんリードがあるので2-3歩ほどしか走れませんが)
そしてまた座り込む。
これの繰り返しでした。


幸い、家の近くは、車がほとんど通らない道や広い歩道など、犬の散歩に適した環境が整っていました。
そのため、家の近くで散歩のトレーニングが存分にできたのです。


ある時もこんなことがありました。
家の近くの道端に花が咲いていて、そこに蜂が来ていました。
それを興味深くのぞき込む椛。
何事も教えないといけないと思い。
『椛、あれは蜂さんといってね、いたずらすると刺されちゃうんだよ。痛いんだよ。でもおとなしくしてたら大丈夫だからね。』
首を傾けながら聞く椛。
次の瞬間、蜂に飛び掛かって咥えました。
『食うな!!』
蜂は椛の口で大暴れ。
たまらず吐き出す椛。
幸いにも椛は蜂に刺されることもなく、蜂も攻撃する体制にはならずに逃走。事なきを得ました。


こんな想定外の事を繰り返す椛でしたが、この一件以来、なんでも口に入れる癖は若干ですが良くなった気がします。


また、最初は、ご近所のワンちゃんに”もみちゃんマン”挨拶しかできなかったものが、徐々にマシな挨拶ができるようなってきました。
もともと、人も犬も好きな性格の椛でしたので、挨拶を交わすことには抵抗がなかった椛。
積極的に挨拶をしたがります。


スムーズに挨拶をしてくれるワンちゃんには、つつがなく挨拶を交わして、『良い子ですね。』と褒められる。
我々も鼻が高い。
しかし、挨拶をしてくれないワンちゃんには、容赦をしない椛です。
『挨拶も出来ないとは何だコノヤロー!』
そんな感じで唸る唸る。


ましてや、不意に吠えられたりした日には容赦ありません。
『吠えられたら吠え返す。倍返しだ!』
という感じで、どこかのドラマみたいに立ち向かいます。
でもね、椛。これはやめようね。



ヨーキー椛の物語の続きはこちら。


最初から読むにはこちら。

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