ヨーキー椛(もみじ)、ドッグダンスするよ!

顔も体も態度もでかいヨーキーの女の子、椛(もみじ)のドッグダンスやお出かけ、さりげない日常の出来事などの記録です。

ヨーキー椛(もみじ)の物語~28.ヨガとアニマルセラピー~

普段はやんちゃな椛ですが、弱い立場の者をいたわる等、優しい心を持っていることが判りました。
それを何とか生かして、人の役に立つことは出来ないだろうか?
漠然とではありますが、そんなことを考えていました。

そのころ、ママの仕事つながりの友人が、介護施設向けにボランティアでヨガを教えていました。
介護施設に入所しているのは、主に高齢者ですが、運動不足の解消と認知症の予防は各施設でも重要な課題となっています。


ヨガは、プログラムを選べば、高齢者でも身体的に無理なく行う事が出来る運動です。
それと同時に、ヨガにおける瞑想は、自律神経や精神活動を安定化させる効果がある事も知られています。
また、イスラエルで脳のMRI=医療用磁気画像診断装置を使った研究では、ヨガは脳活動を活性化し、認知症予防にも効果的であると判明しました。


その高齢者施設などでヨガを教える活動自体は、諸般の事情で継続できなかったのですが、高齢者にとって、ヨガなどの心身ともに有効な活動を定期的に行う事の有効性は実感できました。


しかし、ヨガの有用性はあったものの、高齢者の方の満足度などを観察していると、いま一つ達成度が不十分な印象もありました。
目力などに現れる、精神的な活力が不足している感があったのです。
これは、ヨガでは十分に達成できなかった様に思えます。


高齢者にとっては、心身の安定もさることながら、日々を生きるモチベーションの構築が必要です。
ヨガでは行う事のできない、意欲上昇を図る何かが不足するのです。
その時目にしたのが、アニマルセラピーの論文でした。


アニマルセラピーは、犬などの動物と触れ合うことで、ストレスの緩和、精神的安定を保つなどの効果、脳機能や精神活動の向上を促すことを期待して行われます。


アニマルセラピーは、古くは古代ローマ時代に馬を用いて負傷した兵士のリハビリが行われていたなど長い歴史を持っています。
現在では人にとって身近な動物である犬を用いたアニマルセラピーが主流であり、高齢者施設や病院などで行われ始めています。


その時は、椛が人の役に立つことが出来るためのヒントが、アニマルセラピーにありそうな気がして、ワクワクしていた我々でした。
でも、具体的にはどうしたらよいのかは皆目判らなかったのですが。



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